2008年07月18日

「一時使用」で賃貸借−「実態」判断の重要性

脱法行為+実態を見て判断 というところが「偽装請負」に似ていると思いました。

利用者として「ネットカフェ難民」に近い層をターゲットにしているところも、問題の根としては近いかも。


「一時使用契約」という典型契約はありません。
実態を見て「賃貸借契約」(→借地借家法(強行規定あり)の対象)と認められるかどうかがポイントとなるでしょう。


敷・礼金ゼロでも…家賃滞納で勝手にカギ交換 近く提訴:2008.7.17 asahi.com
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200807160329.html

 敷金・礼金や仲介手数料ゼロをうたい文句に部屋を貸す不動産会社スマイルサービス(本社・東京都新宿区)の物件に入居する男性らが16日会見し、家賃を滞納した際に鍵を無断で換えられ入室できなくなり、違約金も支払わされたとして、近く同社に賠償を求める訴訟を起こすと発表した。被害対策弁護団も同日結成され、26日に電話相談会を開く。

 スマイルサービスは都内を中心に物件を展開し、初期費用が安いため、若者や外国人などに人気だ。現在4人が提訴の準備をしている。

 弁護団によると、同社の契約は、「一時使用契約」で、家賃が遅れた場合には一方的に解約するという内容。滞納した場合は、無断で部屋に入り、鍵を換え、承諾なしに荷物も処分できるとしている。

 弁護団の宇都宮健児弁護士は「実態は賃貸契約で、借り主は借地借家法によって強く保護される。一時使用とするのは脱法行為。家賃を滞納したからといって法的手続きを取らずに強制退去させるのは違法だ」と批判する。

 同社物件に住む細坂達矢さん(20)は、これまでに家賃を3回滞納し、鍵を換えられ、違約金と施設再利用料計6万5千円を支払った。「1日滞納しただけで、部屋の鍵を交換されてしまい入室出来なくなった。こんなことはおかしい」と訴える。その後は違約金ではなく「生存確認出張料」の名目で1万500円を請求しているという。

 弁護団は「貧しい若者や外国人などをターゲットにしている」とし、26日午前10時〜午後7時、電話相談(03・3352・7177)を受け付け、類似の被害の相談に応じる。

 スマイルサービスは「係争中の事案もありコメントは控えたい」としている。


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posted by 若葉 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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